おじいさんはなんで山に芝刈りに行ったの?【ギモン13】
おじいさんはなぜ山に芝刈りに行ったの?【ギモン13】
「昔むかしあるところに、おじいさんとおばあさんがいました。おじいさんは山にしばかりに、おばあさんは川へ洗濯に…」そう、桃太郎のおとぎ話で有名よね。あれ、ちょっとまって、おばあさんが川へ洗濯にしにいくのはわかるけれど、おじいさんが芝刈りに行くってなにしに?ってちょっと思ったことないかしら。ふふふ、あなた勘違いしてるわよ。
おじいさんは山に「柴刈り」に行っていた。
おじいさんは山になにもわざわざ芝を刈りにいっていたわけじゃないのよ。よっぽどの地主の家が山にあってそこの庭の芝を刈るアルバイトってわけじゃなかったのね。本当は柴刈りをしていたってわけ。
【柴刈り】山野に自生する小さな雑木を刈り取ること。また、刈り取る人。
「奉公初めは男が―、女が潮くみときまっている」【しばかり【柴刈(り)】の意味 - 国語辞書 - goo辞書】
ほらね、芝違いだったわ。昔の人は山で雑木を刈りとって、たきぎとして火をおこして家事をしていたのね。また山に自生するキノコや、果物・山菜なんかも刈りとって生活していたのね。山へ柴刈りにいくことは、なくてはならないことだったのね。
なぞときQueen 【ギモン13】